様々な店舗で遠隔接客の導入が進んでいる中で「自社でも使ってみたい」と思い検討が始まったものの、社内共有/提案がうまくいかずになかなか導入できないという悩みを抱えている企業も多いのではないでしょうか。
遠隔接客サービス『RURA』を提供するタイムリープ株式会社では、RURAの機能を最大限にご活用していただけるよう、企業のご担当者様と一緒に企画書を作成するサポートを行っております。
この記事では、弊社営業マネージャーがどのように企画書を作成しているのかや、企業様からいただくことの多い質問に触れながら「社内で遠隔接客を提案するときのポイント」について紹介します。
お客様の導線ってどうなるの?
-提案時の一幕-
ーーRURAを導入したら人手不足や人件費の増大を解決できそうだけど、上司に資料を見せても説明しても、なかなか理解してもらえなくて。
栗原:お任せください!それでは一緒に「接客シナリオ」を作っていきましょう!
接客シナリオとは?
接客シナリオとは、現在の接客とRURA導入後の流れを図や表などで可視化したもので、お客様が入店してから接客完了までにどのような動きをされるのか1つ1つ確認することができます。
接客の流れを可視化することで現状の課題やRURA導入後に改善できるポイントが明確になります。
次に賃貸不動産を例に挙げ、接客シナリオの作成方法について詳しくご説明します。
接客シナリオ作成の手順:不動産サービスの場合
まずお客様が入店してから物件を案内するまでにお客様がどんな行動をとるのか図に表し、それに対して現地スタッフがとる接客の動きとその詳細、そして現在の接客課題を書き出して、RURAを導入するとどこが改善できるのか確認します。
現在の接客の流れとRURA導入後の接客の流れが整理できたら、RURA導入後の接客工程の一部を書き出し、入店から案内までの接客方法、接客時に使用するシステム画面の仕様など、遠隔接客の詳細を明確にします。
より具体的な接客シナリオが完成すると、RURA導入時に工夫しなければならないところも分かりやすくなり、企業のみなさんも導入時の接客イメージが湧くのではないでしょうか。
弊社では、営業担当が導入予定の店舗へ見学に伺い、責任者の話を参考に接客シナリオを作成していきます。
人員配置について
次に誰が遠隔接客を行うかを考えてみましょう。
遠隔接客システムを導入する際は、人員配置を考えなければなりません。
たとえば、すでに自社のコールセンターを設置している場合は、RURAによる接客もコールセンターが兼務できるかもしれませんが、もし店舗で接客をしていたスタッフが遠隔接客を担当する場合は、店舗の人員を減らして遠隔接客専門スタッフとして働いてもらうという方法も考えなければなりません。
他にも、新たにリモートセンターを設置してスタッフが遠隔で各店舗の接客を担当する方法も考えられます。
このように、接客スタッフの人員配置は各店舗に合ったスタイルで行うことをおすすめします。
弊社は企業様から店の状況や要望を伺い、スタッフの皆様が最適な接客が行えるようにサポートしていきます。
店舗スタッフの働き方を一度見直し、自社にあった方法を一緒に考えていきましょう。
遠隔接客の導入効果はどうなの?
ーー上司から「導入した時の効果はどうなるんだ?」とよく突っ込まれるのですが、費用効果はどのくらい期待できますか?
栗原:接客シナリオや人員配置をもとに費用対効果シミュレーション表を作成しましたのでこちらの資料をご覧ください。
費用対効果について
遠隔接客を導入して各店舗の接客スタッフを5人から3人に変更した場合、どれくらいの費用対効果があるのかシミュレーション表を使って説明します。
各店舗5名体制で10店舗の接客を行った場合、1店舗あたり150万円の人件費が発生します。
一方で、RURAを導入して各店舗のスタッフを3名、遠隔接客のスタッフ6名の体制で運用した場合、1店舗あたりの人件費は113万円で、導入前と比較すると37万円のコスト削減が可能になります。
「人を減らす」というとネガティブに聞こえてしまいますが、浮いたコストを店舗を増やすための資金として利用すれば、従業員を増減させることなく売上向上につなげられます。
システム導入までどれくらいかかる?
ーーRURAの申し込みをしてからどれくらいで利用開始できますか?導入するまでのスケジュールを教えていただきたいです。
栗原:お申込みいただいてから3週間ほどでRURAの利用を開始できます。その間に、店舗スタッフの方と打ち合わせや遠隔接客に使用する資料の準備を進めていただきます。
遠隔接客を初めて導入する場合、システムを設置するだけでなく、接客に使用する資料など遠隔接客を行える環境を整える必要があります。
対面で接客する際に紙のパンフレットを用いて接客をしているのであれば、資料をデータ化したり、ご案内用の画像を作成したりするなどシステム上でご案内できる準備をしなければなりません。
いつまでに遠隔接客に使用する資料を準備し、いつシステムの設置を開始するのかなど、逆算して導入スケジュールを立てていきましょう。
企業様がスムーズに遠隔接客をスタートしていただけるよう、弊社では店舗スタッフの方と入念に打ち合わせを重ね、利用開始までのスケジュール案、導入までに必要な工程をまとめた資料を準備いたします。
おわりに
ーー最後に相談ですが、今回使用されたパワーポイントの資料をデータでいただくことはできませんか?
栗原:もちろん弊社が提案させていただいた資料は企業様にお渡しします。この資料を参考に、上司に遠隔接客の導入を提案してみてください!
社内で新しい企画を提案する際、共有するための資料を作成したり、チームメンバーとミーティングしたりするなど、企業の企画担当者は骨が折れる業務をこなさなければならないと思われます。
特に遠隔接客を初めて導入される企業様にとって、「遠隔接客システム」はイメージが湧きづらいものです。
弊社では、「体験を損なわない設計を重視した」遠隔接客サービス導入に注力し、多くの業界で浸透・展開を広めてきた実績もございます。RURAに関する資料作成は、それぞれの事業者様に合ったかたちでサポートさせていただきます。
自社での導入イメージを具体的に持ちたいと感じた方は、ぜひお問い合わせください。